

作業をされている職人さんと比べるとその大きさがわかると思います。これでもまだ型の段階だそうです。この型から青銅製の本物を作っていくそうです。二枚目の写真は、阿弥陀如来像の頭の部分で、ここに肉髻(にくけい)螺髪(らほつ)と言われる丸まった髪の毛のようなものが付きます。なんともゆったりとして落ち着いた顔つきをしておられます。

この三枚目の画像は、そのミニチュア。ちょうど人間の大きさほどのものです。このミニチュアには約10cm四方の方眼のラインが引かれていて、実物はその10cm四方のパーツごとに作成し、それを組み合わせて実際の大きさの如来像の型を作っていきます。この技術はまさに日本の伝統に培われたものです。
どこのお寺さんに収めることになるのか知りえませんが、新しい阿弥陀如来像に手を合わせたいものです。
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