ラベルに会社名がありましたのでふせました。
法隆寺にも使われている・・・・・との記載もあります。これが今の日本の建築です。残念です。

上の画像は正面のラベル部分、下の画像はサイドの部分です。完全に貼りあわせた集成材であることがわかります。ラベルには法隆寺にも使用された桧ですが寄木です。と記されています。
年輪の絵の部分には、杉は30年で柱にできるが、桧は柱にするまで50年かかるとの記載があります。貼りあわせに年輪は関係ありません。(剥がれるおそれがあります。)

本物は生えている一本の木から、柱は一本しか取れません。つまり木の芯(中心・年輪)があります。それが本物の桧の柱です。いかに桧材が水に強く丈夫だとしても、この柱は桧の柱ではなく桧の端材を接着剤で貼りあわせた柱です。ついでに価格は集成材のほうが高価なのですから、まったくどうなってしまったのでしょうか?こんなことで日本古来の伝統ある木造はいいのでしょうか?
家を建てる皆さんはこれでも満足なのでしょうか? 私は材木屋として、木のプロとして、木造の設計家として絶対に納得できません。これは桧の柱ではありません。皆さんどう感じますか?
この記事へのコメント
放射能に強い高齢者
30年の下にカッコして(剥がれる恐れもあります)と書かねばいけないでしょう。
桧松 杉造
しかし、有名な社寺仏閣を観光したり参拝したりすると、皆さん使用されている木材の素晴らしさを口にします。でもご自分の家は・・・・・?
しっかりとした説明をしない住宅メーカーや建築会社にも責任の一端があるのでしょうか?それとも供給サイドの努力不足? 頑張りましょう。
nagaburo
「これが当社が使うヒノキの柱です」と説明を受ければ
多くの建て主さんは「あぁ、そうなんだ」と理解されるでしょう。
そこから先はこの住宅建築に介在する各業者が
この柱をヒノキと認めるか否かの意識の問題です。おそらく
携わる建築士も木材業者も「これは高級ヒノキ」と信じているのでしょう。
それに対抗するためには「違う、これはヒノキではない!!」と
皆に聞こえるように大きな声を出す以外に手段はありません。
桧松 杉造
多くの建築に携わる皆さん(特に材木屋や大工、建築士)が、声をそろえて主張する以外にありませんね。私は言い続けます。これは桧ではありません。