高級桧???????

高級桧柱・・・・・・だそうです。
ラベルに会社名がありましたのでふせました。
法隆寺にも使われている・・・・・との記載もあります。これが今の日本の建築です。残念です。
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上の画像は正面のラベル部分、下の画像はサイドの部分です。完全に貼りあわせた集成材であることがわかります。ラベルには法隆寺にも使用された桧ですが寄木です。と記されています。
年輪の絵の部分には、杉は30年で柱にできるが、桧は柱にするまで50年かかるとの記載があります。貼りあわせに年輪は関係ありません。(剥がれるおそれがあります。)
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本物は生えている一本の木から、柱は一本しか取れません。つまり木の芯(中心・年輪)があります。それが本物の桧の柱です。いかに桧材が水に強く丈夫だとしても、この柱は桧の柱ではなく桧の端材を接着剤で貼りあわせた柱です。ついでに価格は集成材のほうが高価なのですから、まったくどうなってしまったのでしょうか?こんなことで日本古来の伝統ある木造はいいのでしょうか?
家を建てる皆さんはこれでも満足なのでしょうか? 私は材木屋として、木のプロとして、木造の設計家として絶対に納得できません。これは桧の柱ではありません。皆さんどう感じますか?

菊花薫る

創業以来、毎月一回成田山新勝寺に「家内安全・交通安全・商売繁昌」を祈願に参拝するのが当社(私)の毎月の決め事になっています。折々に季節の移り変わりを感じる場面が多々あります。
10月に入り、七五三の参拝者がちらほらと見受けられる中、境内に11月恒例の菊花大会の準備が始まっていました。
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ご覧の写真は、多くの出展者の皆さんの立派な菊花を展示するための簡易建物です。
実はこの簡単な木造の建物ですが、成田山新勝寺ではこの骨組みをすべての柱や桁に番号が記されていて、おそらく10年間位は毎年使っては解体しまた翌年使うという繰り返しです。まずその成田山の姿勢、参拝者からのご志納を大切に限りなく無駄使いをしないという気持ちに感謝。そして使い方や保存によっては長い年月使い続けることのできる木材に感謝です。11月1日から、いよいよ菊花大会が始まります。素晴らしい菊の花の作品が多く展示されますので、ぜひ参拝を兼ねて訪れてはいかがでしょうか。

木曽桧

木曽桧の一枚板です。
日本三大美林と言われている木の種類で、木曽桧、秋田杉、青森ヒバの三種類です。
実生と言って種から成長し続けた俗に言われる天然木だけがこの三大美林と評価されます。
よく耳にする秋田杉という言葉ですが、現在使われている秋田杉は、秋田で苗木を植えて育った杉の木であり、秋田杉ではなく秋田で採れた杉という意味が主流です。
私たち業界では、天然のものを官木(かんぼく)と言います。
一般的に、官木は国有林で取れた天然の木材に対して、民木(みんぼく)は植林などにより植えられた民間林で取れた材を指します。
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木曽桧は、きめ細やかな木目とその香りの豊かさはなんといっても日本一です。
最高級は官木になるのでしょうが、民木は雑木から高級素材まで幅広く手を掛けられ、じっくり育てられた素晴らしい木もあります。しかし天然に勝るものなし!!しかし価格もしかり、高価な木材です。
つまり木曽桧と桧、秋田杉と杉、青森ひばとヒバでは、似て非なるものとは言わないまでも近いものがあります。