建築金物

筋違金物とホールダウン金物
今やどんな建物でも当然使用しなければならない金物です。
(もちろんこの金物だけでなく、かなりの種類と数の金物がつかわれていますが)
現在の建物は金物に頼りすぎるという見解をお持ちの方もいらっしゃるとは思います。もちろん伝統的な工法である木造在来工法において、現在の建物はどこまで金物に頼るのか?意見の分かれるところです。
しかし、建基法上現在では絶対と言ってもいい位使用せざるお得ないのが実情ではないでしょうか。
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阪神淡路大震災以降、土台から柱が引き抜かれることを防止する意味でのホールダウン金物、そしてご存知筋違金物。私はあくまでこのような金物は、確固たる大工さん仕事内容に裏付けされた上での、補強としてとらえたいと思ってます。金物に頼るのではなく、金物が無くても地震等に耐えうる技術で建てられた家の補強として存在するような位置づけであってほしいものです。
それにしても筋違金物は多くのビスが使用されていて、材料そのものがかわいそうな気がしてなりません。
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生命力

時期外れですが!
弊社近郊、松戸市六高台のさくら通りです。松戸市の三大さくら祭りの一つ、六高台桜祭りが例年4月第一週に開催され、20~30万人の来場があります。(主催者発表)

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例年この時期に、大きくなりすぎて交通等の妨げになりかねない桜の木の幹を途中から切断します。もちろん、古くなりすぎた桜は時には植替えが行われますが、まずは切断をしているようです。しかしその生命力はすさまじいもので、数年後には切断した幹から新しい芽が出て、どんどん大きくなっていきます。まさに木は生きている・・・・素晴らしいことです。

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posted by 桧松 杉造 (ヒノマツ スギゾウ) at 10:47千葉 ☔Comment(0)TrackBack(0)日記

ホワイトウッド

近年、ハウスメーカーや大手ビルダーの建てる住宅の柱や梁の主流は、ホワイトウッド(WW)という輸入の集成材が主流となっています。乾燥度や製品寸法の現在・将来への安定性を主眼に、建築時の労力の削減と完成後のクレーム対応という部分に着目した結果、このような材料が選ばれているような気がします。
しかし、この写真、どう感じますか?
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一定期間、あえて土中に埋めた国産材・杉角材とホワイトウッドの角材です。ともに住宅の柱や桁という部分に使用する一般的な寸法のものです。
高温多湿の日本の気候を極端に再現した結果です。(土中に埋めるというのは極端ですが)
しかし実際建築技術がいかに進歩したとはいえ、住宅のどこかの部分にこの高温多湿の影響を大きく受ける箇所は存在します。ホワイトウッドの集成材の腐り方が手に取るようにわかります。驚くべき結果です!
単に木造住宅といっても、使用する素材によってはその耐久性に大きく差が出でしまいます。
建築する側から考えても現在の国産材の精度は、ホワイトウッドと比較しても何の遜色もありません。また、価格の面でも同じ価格と考えて問題ありません。
皆さんもご自身の住宅にどんな材料が使用されているか?感心を持っていただければ幸いです。
次の記事は、少々古い記事ですが衝撃的な内容になっています。

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私たち街の材木屋、特により良い木造住宅を目指している材木屋は、まず住宅の適材適所から使用する材料を検討していきます。調湿能力に優れた無垢の材料をいかに使用して本当の木造住宅を作るのか?ともに考えていきたいと考えています。住宅を建てるではなく「創る」、そんな思いで向き合いたいものです。

posted by 桧松 杉造 (ヒノマツ スギゾウ) at 09:54千葉 ☔Comment(0)TrackBack(0)仕事